つむぐぶろぐ

男手一つで育てでくれてありがとう~つむぐぶろぐ~

2024年07月12日

十数年間闘病生活をされていた故人様。
病気で倒れる前は、お子様3人を男手一つで育てていたそうです。

 

ご自身でお店を経営していた為、なかなかお子様達とも一緒に出掛ける事がなかったそうです。
そんな多忙なお父様、仕事終わりによくジャイアンツの野球中継を、煙草を吸いながらラジオで聞いていたそうです。
「きっとそれがお父さんの息抜きだったのかも知れないなぁ」と皆さん声を揃えて思い出話に追憶されておりました。

 

ジャイアンツ

 

お子様達のお弁当の日。男親が作るおかずが少ないお弁当。
今では、キャラ弁などあたり前にありますが、当時はとても寂しいお弁当だったと…
「そのなかでも玉子焼きが美味しくてね~」と喪主様。涙ながらに話されておりました。
お父様のお弁当、次に作ってもらうときはきっと、沢山おかずが敷き詰められている事と思います。

 

闘病中は、なかなかお父様と会う機会が少なかったと言う事もあり、最後の父の日のプレゼントに、黄色いお花をご用意させて頂きました。
お父様はきっと黄色いお花を大事にお持ちになり、先立たれた奥様の元へと旅立ちになられた事と思います。

 

黄色のお花

 

この度はお父様との最後のお時間に、つむぎ菜根をお選びいただいたまして心より感謝申し上げます。

 

葬儀担当ディレクター:我妻 一枝