家族葬専用式場の我妻と申します。 先日お見送りのさせていただいた当家様のお話でございます。
努力家で多趣味だった故人様、琴に和歌や俳句などがあったそうです。
その中でも特に大正琴が好きだったとお聞きしました。
詩歌を大切にされ、目に障害を持ちながらも大正琴を楽しく弾奏していたそうです。
沢山のサークルのお仲間もいらっしゃったそうです。
故人様点字を使ってのお手紙を書き、知人へ送られていたとお聞きしました。
点字は沢山の決まり事がございますので、そちらからも努力家だった故人様がうかがえます。
故人様「近くみんなで一緒に鰻を食べに行き、その後にビール祭りに行こう」そう言って楽しみにされていたそうです。
今回お身体の急変で実際に行く事は出来ませんでしたが、鰻のお弁当を二つご用意させていただきました。
お旅立ちの前に皆さんで食べて頂きたく一つはご家族様、もう一つは故人様へと喪主様よりお手向けして頂きました。
お見送りの朝きっと故人様の好きだったお歌でしょうか、ご家族様が故人様の横でずっと歌われておりました。
旅路はきっとあの朝のお歌を聞きながら無事に終える事と思います。
担当者として、お悔やみではないお見送りのお手伝いができた事。
大切な最期のお時間に、つむぎ小原田をお選びいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
—– 家族葬だからこそ、出来る事 —–
私たちはこれからも、悔いのないお見送りが出来る様 自分の身内ならと考えながら最期の時間を大切にお手伝いさせていただきます。
担当ディレクター
我妻一枝