つむぐぶろぐ

優しく見守ってくれてありがとう

2024年07月12日

家族葬専用式場つむぎ小原田の我妻と申します。
先日お見送りをさせていただいた当家様のお話でございます。

真面目で無口だった故人様。
お孫さんの代までは厳しく育てられていたそうです。
曾孫さんの代になると満面の笑みで迎い入れ、頭をなで沢山話されていたとお聞きしました。
お子様、お孫さんは「私達には厳しかったのよ」 「何でだろう~それもお父さんの優しさだったのかもしれない」「見守っていてくれたのね」と涙ながらに話されておりました。
きっと故人様はお言葉に出さなくても、お子様お孫さんの事はそっと見守っていたのでしょう。
その理由としてお孫さんが作るエビフライ、厚焼き玉子は「美味しい」と小さい声で唯一お褒めになってくれていたそうです。
厳しいだけではなく、とても優しく皆さんを愛し見守もっていらっしゃったのだと思いました。

道路公団で勤務していた頃は、真夜中でも大雪の降る夜も牽引車に乗り仕事に行かれていたそうです。
仕事の愚痴すらも聞いた事がなかったと・・・・・
仕事から帰宅した後は「ただいま。」の一言でその後は、大好きな昆布の佃煮をつまみにウィスキーのお湯割りで晩酌をしていたそうです。

最後の夜、故人様が愛飲していたウィスキーと佃煮をご用意し故人様との最後の晩酌を交わして頂きました。
翌朝、祭壇へお供えされた【ウィスキー】微笑む故人様の表情から、昨晩皆様と素敵な最期の夜を過ごされたのだろう・・・そう思いました。

お葬儀後、ご遺族様から「本当にありがとうございました。お父さんきっと喜んでいます」 とお言葉を頂戴し、心より安堵いたしました。
担当者として、お悔やみではないお見送りのお手伝いができた事。
大切な最期のお時間に、つむぎ小原田をお選びいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

葬儀担当ディレクターより