2024年07月12日
家族葬専用式場つむぎ菜根の西です。
先日お手伝いさせていただきました当家様のお話をご紹介します。
若くして亡くなられた故人様は、私と同じご年齢でした。
通夜や葬儀の期間中、多くのご友人が遠方からお見えになりました。
私は、どんなお手伝いができるかを考えておりました。
お打ち合わせ中、ご両親様が時計を見上げ、「いつもなら年末に連絡が来て、迎えに行ってる頃だな。帰ってくるといつもパパが作るお好み焼きを食べてたんだよね」と涙ながらに語っていました。
そこで、私から提案させていただきました。
「まだ、故人様へしてあげたかったことをすることができます。 よろしければ、最後の夜、お通夜後にお父様の作るお好み焼きをみんなで食べませんか？」とお伝えすると、「ぜひお願いします」とおっしゃっていただきました。
そしてお通夜閉式後、準備をし、用意していた材料を混ぜ、出来上がったお好み焼きを故人様へお手向けしました。
大好きだと聞いていたレモンサワーと馬刺しも添え、皆様は笑顔でお好み焼きを楽しまれ、こんなことまでできると思わなかったとのお声をいただきました。
私も少しだけお父様が作ったお好み焼きを頂き、海鮮がごろっと入っていてとても美味しかったのを覚えています。
つむぎでは当家様の後悔がないよう、最善を提案させていただきます。
この度は、故人様のお見送りのお手伝いを担当させていただき、誠にありがとうございました。
葬儀担当ディレクター：西 祐輝
