つむぐぶろぐ

時を経て

2024年07月12日

家族葬専用式場つむぎ小原田の遠藤来夏と申します。
今回わたくしがお手伝いさせていただいた当家様のお話でございます。

 

様々な事情があり、大人になってからは故人様と会う機会がなかった当家様。
お打合せの中で「仕事が大好きで、休みの日には愛犬のお世話。夜は毎日お酒を飲んでいました」「厳しい性格で子供のころは怒られると怖かったんです」「本当はもっと一緒に過ごしたかったんですが、、、」など故人様への想いや思い出を話してくださいました。

 

家族の皆様で過ごしていただきたい、、、 そんな思いから、祭壇は、愛犬の競技の大会で取った賞状や好きだったお酒やたばこ、友人同士で行った旅行の写真など沢山の思い出の品を持ち寄り、皆様の手でお飾りいただきました。

 

皆で集まることも中々難しかったとお伺いしておりましたが、お式の前日は夜遅くまで思い出話をしていただき、故人様もきっと安心してお休みいただけた事と思います。

 

迎えたお式当日、無宗教葬にて執り行われたお式では、お別れの時間を少し長くとり、家族の皆様だけでのお時間をゆっくりと過ごしていただきました。

 

家族は離れていても心はそばにあるという事を感じていただくために、わたくしからはお揃いのビールグラスをお渡しさせていただきました。
会うことが難しくても、お互いをそばに感じていただけますようにと。

 

ビールグラス

 

私たちはこれからも、悔いのないお見送りが出来る様 自分の身内ならと考えながら最期の時間を大切にお手伝いさせていただきます。

 

遠藤来夏

葬儀担当ディレクター:遠藤 来夏