今回の故人様は、70代の男性の故人様のお話です。
息子さんと故人様のお二人で住まわれ、喪主様である息子さんが「俺と親父はトムとジェリーの様な関係」と表現されていたように、仲良くケンカされながら日々の生活を過ごされていたそうです。
お父様に対してブラックジョークを交えながらも、お葬儀までのご安置中の数日間、朝から夜までずっとお父様の側で過ごされていた喪主様。
「俺は最期まで悪役でいたい」と言いながらも、お父様を想う気持ちは誰もが感じられるほどでございました。
故人様は生前、京都に寺院巡りに行きたいとお話をされていたそうです。
そこで私より、京都の寺院巡りのガイドブックをお贈りさせていただきました。
お父様が行きたいと言っていた京都… いつか、息子さんがお父様の代わりに京都へ寺院巡りへ行ってくださることを願っています。
そしてお父様へと最期に掛けられていた「こっちのことは俺に任せろ」 このお言葉にお父様もご安心されたことと思います。
私たち、つむぎ菜根のお手伝いはお見送りだけではございません。
今回紡いでいただきましたご縁は、お葬儀の後もずっと続いてまいります。
この度は私たちつむぎ菜根をお見送りの場としてお選びいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
葬儀担当ディレクター:吉田瞳