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矢板市・さくら市での「お墓」事情
仏教でいう、亡くなった方にとっての「家」ともいえるお墓。今回はそのようなお墓に関する様々なお話と、今増えてきているお墓以外のお骨の供養についてご案内して行きます。
全国的に見てもそうなのですが、矢板市やさくら市でもお墓を新しく作ったり、古くなったから改装してきれいにする・・・という方は我々葬儀社から見ても近年圧倒的に少なくなってきています。
これは家族葬などの拡大にも似た理由になりますが、今はもう昔のように生まれてから亡くなるまで同じ土地で育ち、代々その土地を守っていく・・・ということがなくなったり、交通網の発達で就職や住居を遠方に構えることができるようになったことから来ています。
一言で言うと「お墓を継ぐ人がいないから」とも言えます。例えば実家は矢板市やさくら市にある方でも、住んでいるのは宇都宮やもっと遠方、さらには栃木県外、という方も少なくないのではないでしょうか。そういった、お墓を管理してくれる人がいないという課題と、「いるにはいるが迷惑をかけたくない」という気持ちの面から、墓地が減っている…お墓を墓じまいする人が増えている・・・ということにつながってきているのが今の情勢といえます。
「納骨」についての地域性
少し話は変わりますが、矢板市やさくら市の周辺では特に「納骨」について細かな決まりなどはない場合が多いです。(もちろん市町村で届け出が必要などはありますが…)
地域によっては「絶対に火葬が終わったその日に納骨する」という地域もあれば、「葬儀当日はほぼ必ず納骨しない」という地域もあります。葬儀屋さんとしての葬儀のお手伝いはもちろんそうですが、それ以外にも非常に地域性が高いことですね。
こちらの記事を書いている筆者は北海道出身ですが、北海道では当日にお墓に納骨をするということがかなり稀でした。これは北海道の場合移動に通常より時間がかかることが多く、納骨を行うと1日の行程の中ですべて終えられないということからきているようです。(筆者が住んでいた地域だけかもしれませんが・・・)
このように同じ仏教、同じ葬儀としても、地域によって大きく執り行い方は変わってくるところがあるので、矢板市やさくら市で納骨をする場合についてもし困ったことがあれば家族葬専用式場つむぎへお問い合わせくださいませ。地域の皆さんのお役に立てる葬儀社を目指して、丁寧にアドバイスさせていただきます。
よく聞かれるお墓と納骨についてのお話し |
葬儀屋さんとして仕事をしているとよくお客様にご質問いただくのですが、納骨については宗教や宗派に限らず、いつまでに・どういったタイミングでしなければならない、というものはありません。
人によっては葬儀の際に火葬されたお骨を、その後持ち帰り10年近く家に置いておいた・・・という人もいらっしゃいます。「火葬許可証」さえしっかりと一緒に保管していれば、法的にも宗教的にも全く問題ありません。
ただやはり矢板市やさくら市はまだ田舎なところもあるので、家にお骨があると「早く納骨してあげないと可哀そうよ」と親切心で言ってくれる方もいらっしゃるかもしれません。納骨は家族の皆さんの気持ちが落ち着き、整理できてからでいいので、ぜひゆっくりと考えてあげてもらえたらと思います。
増える「散骨」
矢板市やさくら市の近隣でも最近になって「散骨」という言葉を聞くようになってきたのではないでしょうか。読んで字の通り「お骨を散らす」という供養なのですが、少し注意も必要ですので考えている方はお気を付けください。
まず、散骨を勝手に行うと「死体等遺棄罪(刑法第190条)」に抵触する可能性があるので、自分で勝手に散骨するのは控えましょう。また今のところ矢板市をはじめ、日本では「河川」で散骨をできる場所はありません。これは日本の河川は飲料水としても利用されていることが多いため、そこにお骨が撒かれると拒絶する人が多いのではないかという考えから、法令で禁止されています。
また矢板市やさくら市の周辺ですともちろん海にも隣接していないので、海に散骨というのは千葉県や神奈川県の専門業者に依頼をする形になるかと思います。
それ以外にも矢板市やさくら市であれば、散骨に関しては自分で判断せずに、専門の業者に依頼をするなどして行うのが安全といえます。
樹木葬霊園ガーデンヒル
散骨の中には「樹木葬」というものもあります。私たち家族葬専用式場つむぎが行っている樹木葬は「散骨」とは少し形態が違うかもしれませんが、お墓を持たない、後に残る人に負担をかけないという意味ではとても喜ばれているシステムになります。
火葬した後のお骨を一人一人の区画に収める「納骨」という形になりますが、矢板市やさくら市から今のところ一番近いのは、大田原市にある「樹木葬霊園ガーデンヒル大田原」です。全超寺様というお寺の中にある霊園で、すでに第2区画まで完成しており22年11月に第3区画がオープンする予定となっています。
散骨というと、やはりお骨をまくので後から戻すということは物理的に不可能になってしまいます。私たちの樹木葬霊園であれば13年の間それぞれの区画でお骨が眠っているので、しっかりと手を合わせることもできますし、場合によっては取り出すことも可能です。もしも興味があるという方いらっしゃったら、ぜひ弊社までお問い合わせいただければ、スタッフがご案内させていただきますのでおっしゃってください。