2024年07月12日
家族葬専用式場つむぎ菜根の我妻と申します。
先日お見送りさせていただいた当家様のお話でございます。
洋裁学校を出て就職されてからすぐの事、ご病気を患い入院生活に入られ長年闘病生活を送られていた故人様。
その後も乳癌が見つかり退院する事ができなかったそうです。
ご家族様からは「旅行や誕生日なども一緒にできなかった、誕生日をしてあげたかった」と・・・
「甘いものが大好きで、幼少期はよく食べていたんですよ」と追想しながらお話しされていた当家様。
私からご提案させて頂き最後の夜のお時間に、皆さんで同じものを召し上がって頂きたくホールケーキをご用意させていただきました。
翌朝、微笑む故人様の表情から、昨晩皆様と素敵な最期の夜を過ごされたのだろう・・・そう思いました。
49日の旅が終わるのは師走の頃・・・・きっと先立たれたご両親とゆっくりと過ごされる事でしょう。
沢山のお花に囲まれて故人様は、旅立たれました。
担当者として、お悔やみではないお見送りのお手伝いができた事。
大切な最期のお時間に、つむぎ菜根をお選びいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
葬儀担当ディレクター：我妻一枝
