この記事は栃木県那須町、那須塩原市、大田原市の葬儀社なすの斎場グループが書いています。
なすの斎場グループにご相談に来られるかたで、よく質問を受けるのが「一般葬と家族葬の違いってなんですか?」というご質問です。
お葬式の形式は大きく分けると一般葬・家族葬・一日葬・直葬または火葬式と別れます。
1つずつ詳しくご説明をさせていただきます。
①一般葬
一般葬とは比較的最近できた言葉で、それまでは「一般的に広く行われていた葬儀」なので、あえて「一般」という言葉はつけていなかったともいわれます。
この一般葬に対する言葉として、これまでは「密葬」という言葉が多く使われていましたが、近年は「家族葬」や「直葬」という言葉が作られ、それに対する言葉として「一般葬」という言葉が使われていることが多いです。
そのような時代の移り変わりの中で生まれた言葉でもあるので、定義も少し曖昧なところがあります。よく言われるのが「新聞の掲載を行う」「一般の会葬者の方にも来ていただく」、「組内のお手伝いをいただく」というと、一般葬といわれることが多いです。もちろん組内のお手伝いをいただかない一般葬や、新聞掲載をしない一般葬というのも存在しますので、一概には言えません。
時代の移り変わりとともに、少しずつその定義も形を変えてきているのが、今の葬儀の形式といえます。
②家族葬
故人様ご本人の”親しい方“だけでお送りしてあげる比較的規模の小さなお葬儀のことで、決して「家族以外の方が参列してはならない」という決まりがある葬儀ではありません。
家族数人の家族葬から、友人や知人も参列した50人以上の家族葬というのも存在します。これは”親しい人“という言葉が、その故人様や家族によって個々に考え方が変わってくるからです。
組内のお手伝いをいただくことはほとんどありませんが、場合によっては有志のお手伝いがある場合もあります。また新聞の掲載についても決まりはありませんが、近年だと「家族葬で執り行う」という新聞掲載の仕方も増えてきました。
この家族葬という言葉はここ20~25年で新しく作られた言葉で、それまでは家族葬よりも「密葬」という言葉の方が多く使われておりました。
③一日葬
仏式で言うところの通夜・葬儀と2日間に分けて行う葬送の儀式を、1日だけで執り行う儀式の形式です。通夜が省略され、流れとしては告別式の日に、納棺の儀式→告別式→出棺→火葬と進められます。
利点としては、親族の方に通夜と葬儀2日間来ていただくのが忍びないという方が、1日だけ来ていただけるようになったり、身体的・精神的な負担が軽減されるというのがあります。
ただしこの儀式の注意点として、宗教者によっては受けていただけないこともあるので、お願いしたい宗教者がいる場合は確認が必要となります。
④直葬・火葬式
基本的には宗教者を呼んだ儀式や儀典を執り行わない葬送の形式を指します。
これは主に告別式やお別れ式と言われ、例えば家族だけでお花を手向けてあげて火葬場へ出棺したり、時には警察署などの施設から、式場や自宅へ戻らず直接火葬場へ向かうこともあります。
地域によっては火葬場の炉の前で宗教者のお勤めをいただく「炉前葬」などもありますが、那須塩原や大田原地区の火葬場では火葬時間の関係上、炉の前で拝んでいただくなどは敬遠される(または火葬場から控えるように指導が入る)場合もあります。
他、宗派による違いの記事もございます。
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