この記事は栃木県那須町、那須塩原市、大田原市の葬儀社なすの斎場グループが書いています。
日本国憲法第二十条に宗教の自由をあるように、日本では様々な種類の宗教に沿ったお葬式がございます。
目次
①仏式
広義に考えると「仏教の教えに沿った葬儀」と言えますし、狭義に考えると「仏教僧にお勤めをいただく葬儀」ともいえます。
菩提寺のご住職に来ていただき、お経を唱えていただくことはもちろん仏教葬と言えますが、宗教者は呼ばないが仏教に沿ったお葬儀をあげることも広い意味で言うと仏教葬といえるでしょう。
普段何気なく行っている「お線香をあげる」というのも、仏教の考え方に基づくものです。ただし、だからといってお線香をあげたらすべてが仏教葬になるのか、というとそうでもないです。
(場合によっては神葬祭を執り行う方でも、来られる方のためにお線香をあげられる準備を枕元に置くこともあります)
このあたりの地域だと無宗教葬でもお線香をあげる方は多いですし、葬儀をされる方の御心次第という部分も大きいかと思います。
②神葬祭
仏教で執り行う葬儀に対し、神道で執り行う儀式の一連を総称して神葬祭といいます。
神道の儀式はその多くが「祭り」からなっており、神道の呼び方だと仏教における通夜は「通夜祭」、葬儀(告別式)は「葬場祭」、火葬は「火葬祭」、納骨は「埋葬祭」といいます。それ以外にも無事に儀式が終わったことの報告を行う「帰家祭」のような儀式もあります。
式の中でも特徴的なのは、仏教では故人に対し焼香を行いますが、神葬祭の場合は榊(さかき)に紙垂(しで)を付けた玉串をお供えします。
これを玉串奉奠(たまぐしほうてん)または玉串拝礼といいます。
③キリスト教の葬儀
キリスト教に沿った葬送儀式は、仏教の葬儀と異なる部分が多くあります。例えば「献花」や「牧師(神父)」、「讃美歌(聖歌)」などがあげられ、儀式の場所も教会で執り行われることも比較的多いです。
もちろんなすの斎場でもキリスト教の儀式を執り行うこともできますので、ご安心ください。
このような仏式との違いは、「死」に対する考え方と受け取り方から来ており、キリスト教では「死」は決して「忌み嫌うものではない」という考え方が比較的多いといわれています。もちろん諸説ありますし、その信仰の違いにもよるので一概には言えませんが、死に対する考え方が変わるので、葬送の仕方も変わるといわれております。
またキリスト教の基本的な考え方は土葬を基本としていますが、日本では多くの地域で土葬は禁止されているので、日本においては火葬が主となります。
他、お葬式の違いについては下記からご覧ください。