那須塩原市(旧黒磯市)の葬儀の豆知識

那須町、那須塩原市での財産相続について

2021年05月07日
喪服の画像です

「財産相続」 他人事だと思っていませんか?

お世話になっております、なすの斎場グループの寺門でございます。今回のブログ記事では、「財産相続」についてお話をしたいと思います。「財産相続」と聞くと、映画「犬神家の一族」のワンシーンのように、親族一同が和室に車座になって座り、その中心にいる弁護士が巻物のような遺言状を厳かに広げ…といった場面を想像してしまいます。
それと同時に、「財産相続」で兄弟が裁判争いなんてことをするのは、それこそ相続が1億、10億もある大富豪の話、庶民の私たちには関係ない…と、どこか遠いところで起こっている出来事のように感じてしまいがちです。
ですが、相続争いに、金額の大小は関係ありません。むしろ、統計的にみると、相続金が少額なほど、裁判争いに発展しやすくなります。このブログでは、財産相続の落とし穴、特に那須町・那須塩原市で多い「土地の相続」に関するトラブルをご説明致します。

 

 

「相続」の い・ろ・は 「法定相続分」「法定相続人」

さて、皆様は「長子相続」という言葉をご存じでしょうか? 言ってしまえば、「財産は実家を継ぐ長男へ」という考え方です。
特に、農業や酪農を営む方が多いこの那須町・那須塩原市地域では、家業を継ぐ長男が、自宅や農地を全て引き継ぐ、ということが多く行われていました。
現行の民法では、法定相続分という、財産を分ける目安が設けられているものの、基本的には財産を残す側が自由に決めてよい部分であるので、「財産は全て実家を継いだ長男へ」という相続の仕方も可能です。ですが、実はこのような相続には、ある問題点が隠されているのです。
 それは、「法定遺留分」と呼ばれるものです。いま、この那須町・那須塩原市地域では、こういった「法定遺留分」に関わる相続トラブルが多い傾向にあります。まず、相続には「法定相続分」・「法定相続人」というものがございます。ある個人が亡くなった際に、その人の財産を「誰」が引き継ぐのか、というものが「法定相続人」、そしてその人に「どれだけ」の財産を渡すのか、これを「法定相続分」と呼びます。

 

 

「サザエさん」で分かる 「遺留分」のトラブル

例えば、アニメ「サザエさん」で、もし世帯主の波平さんが亡くなった時、「法定相続人」は本人の妻であるフネさん、そしてサザエ、カツオ、ワカメの3人の子供になります。そして妻のフネさんに財産の2分の1を、残った2分の1をサザエ、カツオ、ワカメの三人で分け合う、これが「法定相続分」です。ですが、先ほどもお話ししたとおり、相続は財産を残す人(この例でいうと、波平さん)が自由に割り振りを決めることができます。波平さんは亡くなる直前に遺言書を作成していました。
まだ小学生のカツオ、ワカメには財産の管理はできない、タラちゃんもこれからお金が必要になるし、なので妻のフネと長女のサザエに財産を相続する…という風に、遺言書には記載されていました。もちろん、この遺言書に則って、本来「法定相続人」であるカツオ、ワカメに相続せずに、フネさん、サザエさんの二人で財産を分割することは可能です。
ここからが、本日のテーマである、「遺留分」によるトラブルとなります。 たとえば、その後カツオが、「お父さん(波平さん)が亡くなった時、その時自分にも財産を相続する権利があったのに、姉(サザエ)は自分の意思を確認せずに相続をしてしまった。自分も父の財産を分けろ」…と訴えを起こしたとします。この時、カツオが受け取るべき金額が「遺留分」と呼ばれるものです。
カツオは「遺留分減殺請求」を起こすことで、相続をしたサザエから財産を受け取ることができます。この時、サザエがカツオの受け取る「遺留分」を現金で持っていれば、その分の額をカツオに渡すことで和解となりますが、もし、波平さんが残した財産は現金では無く、磯野家の自宅と土地だけであった場合はどうするのでしょうか? 今住んでいる自宅を売り払って現金を用意しなくてはいけないのでしょうか? これが、「遺留分」によるトラブルです。

 

 

那須町・那須塩原市に多い「遺留分」トラブル 回避するためには?

これとまったく同じことが、那須町・那須塩原市地域で頻発しています。特に、農業、酪農を営む方が多いこの県北地域では、「家業を継ぐ長男が全て相続」「財産は現金ではなく、田んぼや畑、農工具、家畜など」というケースが多くなります。このような「遺留分」のトラブルが起きやすい地域、とも言えます。
「遺留分」のトラブルを回避するために、必要なことはなんでしょうか? 
それは、「事前の相談」です。なすの斎場グループでは、地元の行政書士事務所と多数提携を行っております。相続トラブルをはじめ、煩雑で分かりにくい名義変更・市役所手続きの代行など、お客様のニーズにあった行政書士をご紹介させて頂きます 相続について、ご不安を抱いていらっしゃる方は、どうぞなすの斎場へご相談下さいませ。

 

 

なすの斎場グループは那須町・那須塩原市・大田原市で8会館を運営している葬儀社です。

 

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