スタッフブログ

(メモリアルコーナー)最後の一口

2020年11月24日

故人様については、故人様の2人の子供、
そして奥様とお話をさせていただきました。

故人さまがお亡くなりになられたのが本当に急で、
ご自宅でお亡くなりになった横には飲みかけのグラスが置かれており、
突然のご不幸に家族みんなとても狼狽・混乱をしていらっしゃいました。

御葬儀についても全く何の準備もされておらず、
故人様の奥様も突然のことに何を聞いてもぼんやりとされていたのが、
私自身とても記憶に残っています。

そんな中、1日、2日、過ぎるごとに少しずつお話もやっとできるようになり、
故人様の人となりやご趣味などたくさんのお話をさせていただきました。

若い時はアユ釣りが好きで、
仕事が休みの時は毎週のように釣りに行っていたお話。

とてもおしゃれなお父様で、
オーダーメイドのスーツや、
お出かけ用のシャツなどとてもファッションにも気を使っておられたこと。

お酒が大好きで、
最近は焼酎ばかり飲んでいたこと。

そこで息子さんがふとつぶやくように、
本当はウィスキーが大好きなのに、ウィスキーは高くてお金がかかるから、最近はもっぱら焼酎ばっかり飲んでたんだよなおやじ。

そうおっしゃっていたのがとても印象的でした。


私も最後にお手向けするものとしてウィスキーをご準備させていただき、
納棺の儀式の際に口に含ませてあげて、
最後にウィスキーの味を感じていただければということで準備しました。

施主の長男様が震える手でお父さんへとウィスキーを飲ませてあげて、
「よかったなぁおやじ、お酒大好きだったもんなぁ、しかもウィスキーだぞ」
泣きながら一口一口大切に飲ませてあげているのがとても印象的でした。

御葬儀が終わってから法要のお話で伺った際、
葬儀の打ち合わせの時では考えられないくらいの笑顔で
「高橋さん久しぶり!」と迎えてくれたこと。


お線香を上げさせてもらうとき、
残ったウィスキーがまだ祭壇にお供えされていたこと。
そして「本当にありがとう、あのウィスキーには感動した。年甲斐もなく大泣きしてしまったよ」と恥ずかしそうに話していた施主様の、嬉しそうな笑顔がとても心に残っています。

私自身とても心に残るお葬儀のお手伝いでした。


なすの斎場では皆様の心に寄り添った様々なご提案やお手伝いができるよう、スタッフ一丸となって務めております。どんな些細な要望でもそれがご家族・そして故人様のためになるのであれば、可能な限りお手伝いさせていただければと考えております。

【なすの斎場グループ】は ”おばあちゃんにしてあげたかったお葬式”を理念とする那須町、那須塩原市、大田原市の葬儀社です。

24時間365日対応でご相談を承っております。

ご用命は0120-33-8871 なすの斎場コールセンターまで

 

★只今LINE公式アカウント開設中★

友だち追加

↑こちらからでも相談・質問いただけます