目次
1.ご臨終
お亡くなりになりなすの斎場に連絡いただきましたら、故人様をご移動させていただきます。その際自宅にご安置、式場にご安置ご希望に合わせましてご移動させていただきます。
式場、自宅どちらかにご安置の際に最初に末期の水をおとりいただきます。末期の水とは息を引き取った故人様の口元を水で潤す儀式です。「死に水をとる」と言われることもあります。日本の葬儀文化では古くから宗派を問わず行われている風習です。
1-2.末期の水とは
末後の水についてはたくさんの言われがございますが、
大田原市・矢板市でよく言われているのが人は、なくなると喉が渇くといわれています。お亡くなりになられた故人様には、喉を潤して安らかに旅立ってほしいとの想いからご遺族様に口元を潤していただきます。
末後の水を一人一人行っていただいた後に故人様のお体の保全としてドライアイスを当てさせていただきます。
ドライアイスを当ててしまうと、体のぬくもりがなくなってしまいますのでできるだけ触れていただいた後にご遺族様に確認後にドライアイスを当てさせていただきます。
その後お打ち合わせを行います。
2.大田原市の葬儀のお打ち合わせ
お打ち合わせで決めることは、お葬儀の日程、返礼品の種類や個数、通夜ぶるまいは現在コロナの感染症対策がありますので会食というのはされない方が多いです。そういった方は大田原市・矢板市では会食をしない代わりの持ち帰り用の御膳やフリーズドライのギフトを準備してお渡しすることが多いです。
2-2なすの斎場グループのお打ち合わせ
決めなくてはならない内容としてはほかに御葬儀の祭壇周りをどのようにするかという部分(コース)であったり、それ以外のバスや人件費に関する部分を決めていきます。
またなすの斎場では、ご遺族の方にはLINEWORKSのご招待をお勧めしています。
遺影写真や、お供物などを直接ご注文いただいたときにリアルタイムで分かるようにさせていただいています。
3.大田原市の葬儀種類別のメリット
一般葬・・・通夜、葬儀二日間で行う昔ながらのお葬儀です。
ご家族、ご親族以外にも、故人様と生前にご縁のあった多くの方とお見送りができるご葬儀です。参列ができなかった方が個別にご自宅に弔問に訪れ、対応する負担を抑えられます。
一日葬・・・通夜を行わないため、体力的、精神的にご遺族様の負担を少なくし通夜がないためお葬儀の前日は体をゆっくり休むことができます。
火葬式・・・通夜式、告別式を行わないため一般の会葬者の対応が必要ないので体力的、精神的のも抑えることができます。
4.納棺の儀式【ニッカン】
ご遺族様、親族様、友人などのほんとに近しい関係者のみの少人数で行う事ができます。
一般葬、一日葬では初めに納官の儀を執り行います。
納官の儀とは故人様の旅立ちが安らかであるよう祈りながらご遺族様と一緒に旅支度をしていただきます。
まず初めに湯灌の儀を行います。地域によってさまざまではありますが、大田原市・矢板市では『湯灌』とは、古くは大きいたらいに水を張り温かいお湯を少しずつ足していき人肌の温度になったら、手ぬぐいを浸し絞った手ぬぐいで故人様を洗い清めていく・・・というものでした。しかし現代では衛生面も考慮して故人様のお体の状態と合わせて、アルコールの含みました清浄面をご用意しております。そちらの清浄面で故人様を洗い清めていただきまして、湯灌の儀式と代えさせていただいております。
そのあとは旅支度です。
宗派によってですが人はなくなると四十九日の旅に出ると言われております。
四十九日の旅支度を皆様の手で進めていきます。
足袋(たび)・・・靴下のように足にはかせてあげる仏衣です。
脚絆(きゃはん)・・・足の脛の部分に付ける仏衣です。長距離を歩くとき、昔の人はひざに脚絆をつけて足を守っていました。四十九日の旅が無事に終えることができるようにと履かせをする仏衣です。
手甲(てっこう)・・・手の甲や手首を守るためのものでございます。大田原市・矢板市では、旅のなかで日よけや汗をぬぐうために使うと言われております。
頭陀袋(ずたぶくろ)・・・旅の道具を入れるかばんの役割があります。現代では六文銭を用意するのが難しいので印刷物ではございますが六文銭が入っています。たくさんのいわれがございますが、大田原市・矢板市でよく言われていますのが、三途の川の渡し賃と言われております。
天冠(てんかん)・・・魔よけの三角頭巾ともいわれます。たくさんのいわれがございますが、大田原市・矢板市では四十九日の旅の道中くらい夜道を照らしてくれる仏衣と言われています。
数珠・・・四十九日お旅の道中左手に数珠、右手に杖を突いて旅をすると言われております。
数珠は持っているだけでも功徳があるとされています。
これらの旅支度を整えることができ、お体の準備が整いましたら故人様をお棺へとご移動していただきます。
ご移動が終わりましたら、金剛杖やお布団をかけてあげます。
金剛杖・・・四十九日の旅の道中左手に数珠右手に杖ついて旅をすると言われております。
故人様の支えになってくれる杖でございます。
布団・・・故人様が最後に当てるお布団です。
最期に・・お棺のおふたを閉めさせていただきます。
5.通夜・葬儀
お通夜の時刻になりましたらご住職にお勤めをいただきます。
ご住職がお勤めを終えられてご退席されます
本来であればこの後に会食の席を設けまして皆様式場内でお食事をしていただきます。
今はコロナウィルス感染症予防対策として式場内での会食はしないことが多いです、当家様の希望によりお持ち帰りお膳や、ドライフードなどでのご対応もさせていただいております。
ご当家様代表の方がお見送りするため出口で待っていていただきます。
参列されて方がお帰りになりましたら、翌日の最終打ち合わせをさせていただきます。
翌日のお弁当の数の確定数、祭壇、盛篭、生花をどのような形で分けるかのご相談です。最終打ち合わせが終わりましたら、ご親族様はお泊りになられる方、帰られる方でわかれます。
昔ですとお線香を絶やすことのないようにお線香を付けている方が一人はいましたが今は巻線香があります一度火をつけると7時間~8時間は絶やさないようなお線香がありますので心配なさらず会館もしくは自宅でお休みいただけます。
ご当家様のご希望により故人様をご自宅にお帰りになられる場合がございます。その時には翌日のお葬儀に間に合いますように、お向かいに上がります。
そして翌日はお葬儀、告別式です。告別式とは『亡くなった方に最後のお別れを告げる』会葬者の方が来られる前に早めの朝食を召し上がっていただきます。
ご親族様には、ご会葬者様のご対応をしていただきます。
ご住職が来られ時間が来ましたら、開式させていただきます。
ご住職が、お勤めをしていただき、式中に初七日法要も行うことが多い、栃木県北のご住職によっては火葬が終わったのち、式場内に戻ってきていただいて初七日法要をしていただけるご住職もいらっしゃいます。大田原・矢板地域では、式中に初七日法要をすることが多いです。
法要、初七日法要が終わったのちに、ご住職が退席され、お別れ式をさせていただきます。
ご親族様、一般会葬者様、皆様で思い出の品物、好きだった食べ物、お花お棺にお手向けいただきます。
お別れ式が終わりましたら、お棺のおふたを閉め役付け(火葬場のお持物)最近ですとコロナ感染症対策としまして火葬場の人数制限があり大田原市火葬場ですと10名以下、しおや聖苑ですと20名以下となっております。(2021年2月24日現在)
火葬場のお持物をお渡しした後、親族代表挨拶があり終わりましたら、霊柩車にご移動した後に出棺となります。